『葬送のフリーレン』2期には、もう一度見返したくなる回がいくつもあります。南の勇者の過去が描かれる回、レヴォルテ戦が本格化する回、ヒンメルの存在を別の角度から感じられる回、そして旅の空気そのものを味わえる静かな回。どれも違う方向で印象に残ります。
ただ、「神回」と一口に言っても、何を基準に選ぶかで答えは変わります。戦闘の盛り上がりを見返したい人もいれば、ヒンメルの面影が残る回をもう一度見たい人もいる。フリーレンらしい旅の余白こそが好きな人にとっては、派手な回より日常寄りの回のほうが心に残るかもしれません。
この記事では、アニメ『葬送のフリーレン』2期の中から、見返したい回を魅力別に整理します。作品全体の雰囲気を先に知りたい方は、こちらもあわせてどうぞ。
→ 『葬送のフリーレン』はどんな作品?合う人・合わない人をわかりやすく整理
※各話の内容に少し触れています。未視聴の方はネタバレにご注意ください。
この記事の要点
どんな記事?
『葬送のフリーレン』2期の中から、神回・印象に残る回・見返したいおすすめ回を魅力別に整理する記事です。
特に見返したい回は?
南の勇者を描く第30話、レヴォルテ戦が本格化する第35話・第36話、ヒンメルの存在が残る第37話、2期の締めとして印象に残る第38話が、まず見返し候補に入れたい回です。
注意点
「神回」の基準は人によって違います。この記事では派手さだけでなく、物語の重要度、キャラクターの印象、フリーレンらしい余韻の残り方を基準に選んでいます。
なお、2期は第29話「じゃあ行こうか」から第38話「美しい光景」までの話数を対象にしています。この記事では、その中でも特に見返したい回を中心に整理しています。
この記事でわかること
- 『葬送のフリーレン』2期で見返したいおすすめ回
- 南の勇者が登場する回の見どころ
- レヴォルテ戦が印象に残る理由
- ヒンメル関連で見返したい回
- 旅の空気感を味わえる回
- 1期の神回と2期の神回の違い
『葬送のフリーレン』2期の神回・見返したい回まとめ
2期で特に見返したい回を選ぶなら、第30話、第35話、第36話、第37話、第38話あたりが候補に入ります。
2期は、1期のように物語の始まりや一級魔法使い試験編で一気に引っ張るタイプではありません。旅の途中で出会う出来事、過去の記憶、戦いの重みが少しずつ積み重なっていく構成になっています。
そのため、2期の神回は「この回だけ単体で盛り上がる」というより、前後の流れを踏まえることで印象が強くなる回が多い、というのが個人的な感覚です。
南の勇者に関わる第30話、レヴォルテ戦が描かれる第35話・第36話、ヒンメルの存在が深く残る第37話、そして2期の締めとして余韻のある第38話。このあたりは、見返したときに2期の魅力を感じやすい回だと思います。
まず見返したいおすすめ回一覧
なお、2期の初回である第29話「じゃあ行こうか」は、1期から旅が再開する導入回として見やすい話数です。ただ、この記事では「特に印象に残る回・見返したい回」という観点から、第30話以降の回を中心に整理しています。
| 話数 | タイトル | 見返したい理由 |
|---|---|---|
| 第30話 | 南の勇者 | ヒンメルとは違う形の英雄像が描かれ、世界に厚みが出る回 |
| 第31話 | 好きな場所 | 旅の寄り道や、フリーレンたちらしい空気感を味わえる回 |
| 第32話 | 誰かの故郷 | フェルンとシュタルクの距離感や、次の章への移行が描かれる回 |
| 第35話 | 神技のレヴォルテ | レヴォルテ戦が本格化し、緊張感が一気に高まる回 |
| 第36話 | 立派な最期 | シュタルクやゲナウの戦いが印象に残る、2期の大きな見どころ |
| 第37話 | ヒンメルの自伝 | ヒンメルの存在を別の角度から感じられる、余韻のある回 |
| 第38話 | 美しい光景 | 旅の積み重ねとヒンメルの記憶が残る、締めにふさわしい回 |
短く振り返るなら、第30話・第35話・第36話・第37話・第38話を優先するのがおすすめです。一方で、フリーレンらしい旅の空気感を楽しみたい人は、第31話と第32話も外しにくい回です。
南の勇者に関わる回
#30「南の勇者」
第30話「南の勇者」は、ヒンメルとは別の勇者像を通じて世界観が広がる回です。
フリーレンたちが勇者の像を磨く依頼を受けるのですが、いつものようにヒンメル像かと思いきや、そこにあるのはかつて「南の勇者」と呼ばれた人物の像でした。
この回の面白さは、「勇者」と呼ばれた存在がヒンメルだけではなかったと見えてくる点にあります。
1期では、ヒンメルはフリーレンの記憶の中で大きな存在として描かれてきました。優しくて、少し格好つけで、それでも確かに人々の心に残る勇者。ヒンメルの印象はとても強く残っています。
一方で、南の勇者はまた違う形の英雄です。ヒンメルが「人々の記憶に残る勇者」だとすれば、南の勇者は「戦いの歴史の中で語られる勇者」というイメージに近い。どちらが上という話ではなく、同じ勇者でも背負っていたものや残したものが違う、という対比が見えてきます。
この違いがあることで、フリーレンの世界に厚みが出てくる。ヒンメルの物語だけではなく、魔王討伐へ向かった者たちの歴史がこの世界にはまだ残っているのだと感じられます。
世界観の広がりを味わいたい人にとって、第30話は外しにくい回だと思います。フリーレンという作品が「魔王討伐後」という時間軸を大切にしていることを、改めて感じられる話でもあります。
レヴォルテ戦が印象に残る回
#35「神技のレヴォルテ」
第35話「神技のレヴォルテ」は、2期で最も戦闘の緊張感が高まる回です。
旅の空気や過去の記憶を積み重ねてきた2期の中で、レヴォルテ戦は流れが一気に変わるパートになっています。
レヴォルテは、ただ強いだけの敵ではありません。四本の腕で剣を振るうという見た目のインパクトに加えて、村を全滅させた存在として描かれるため、登場した時点で危険度が伝わってきます。
『葬送のフリーレン』の魔族は、人間と根本的に感覚が違う存在として描かれることが多い。レヴォルテ戦でも、その不気味さや残忍さがしっかり出ています。
見どころのひとつは、フリーレンとフェルンの魔法戦だけでなく、シュタルクやゲナウにも焦点が当たることです。戦士としてのシュタルク、そして1期の一級魔法使い試験編にも登場した一級魔法使い・ゲナウの存在感が強く出てきて、戦いの構図が立体的になっていきます。
第35話は、次の第36話とセットで見ることでより印象が強くなる回です。
#36「立派な最期」
第36話「立派な最期」は、レヴォルテ戦の決着とキャラクターの覚悟が同時に描かれる回です。
特に印象に残るのは、シュタルクとゲナウがレヴォルテに立ち向かう構図です。
シュタルクは、もともと臆病な部分も描かれてきたキャラクターです。だからこそ、彼が逃げずに戦う場面には重みがある。最初から完璧な戦士ではなく、怖さを抱えながらも前に出る。その姿が、シュタルクというキャラクターの魅力につながっていると思います。
ゲナウも、この回で印象が強まるキャラクターです。一級魔法使いとしての冷静さだけではなく、彼自身が背負っているものや故郷に対する感情が戦いの中で見えてきます。
『葬送のフリーレン』の戦闘回は、ただ派手なアクションを見せるだけではありません。誰が関わっているのか、なぜその場から逃げないのか、何を背負って戦っているのか。そうした部分があるから、レヴォルテ戦は2期の中でも印象に残る回になっています。
ヒンメルの存在が深く残る回
#37「ヒンメルの自伝」
第37話「ヒンメルの自伝」は、ヒンメルの存在を旅先の痕跡から感じられる回です。
タイトルに「ヒンメル」と入っている通り、この回ではヒンメルに関わるものが物語の中心になります。ただし、ヒンメル本人が現在の旅にいるわけではありません。それでも、彼の存在はフリーレンの旅の中に残り続けています。
『葬送のフリーレン』の面白さのひとつは、ヒンメルが亡くなったあとも、彼の言葉や行動が世界のどこかに残っているところです。ヒンメルはもういないのに、彼がかつて誰かと関わった痕跡が、後からフリーレンたちの前に現れる。
第37話は、その魅力が出やすい回です。ヒンメルという人物を、フリーレンの記憶だけでなく、旅先に残されたものから感じられる。そこに、この作品らしい余韻があります。
1期からヒンメルに惹かれてきた人にとっては、特に見返しやすい回だと思います。派手な盛り上がりを求めるというより、「ヒンメルは何を残していたのか」「フリーレンはそれをどう受け取るのか」を味わう回として見ると、より印象に残ります。
ヒンメルというキャラクターそのものについて、もう少し掘り下げたい方はこちらの記事もどうぞ。
旅の空気感を味わえる回
#31「好きな場所」
第31話「好きな場所」は、フリーレンたちの旅の寄り道感を味わえる回です。
『葬送のフリーレン』は、魔王討伐後の大きな目的に向かう物語でありながら、道中の小さな出来事にもしっかり時間を使う作品です。何かを倒す、何かを達成する、というわかりやすい盛り上がりだけではなく、旅先で立ち止まる時間そのものが魅力になっています。
第31話は、そうしたフリーレンらしさが出ている回です。温泉地や秘湯をめぐる流れは、戦闘回のような緊張感とはまったく違う空気。けれど、だからこそフリーレン、フェルン、シュタルクの距離感や、旅をしている空気が伝わってきます。
「神回」という言葉から想像する派手さとは少し違うかもしれません。それでも、フリーレンの良さは、こういう旅の余白の中にもある。第31話は、そういう見返し方ができる回です。
#32「誰かの故郷」
第32話「誰かの故郷」は、フェルンとシュタルクの関係性と、次の章への移行が同時に描かれる回です。
2人の関係は、わかりやすく大きく進展するというより、少しずつ変化していくタイプ。だからこそ、ふとした会話や行動に意味が出てきます。
『葬送のフリーレン』は、恋愛を前面に押し出す作品ではありません。けれど、フェルンとシュタルクのやり取りには、旅を続ける中で自然に育っていく関係性があります。
また、後半ではフリーレンたちが厳しい気候の北部高原へと足を踏み入れていく流れもあり、2期の旅が新しいフェーズに入っていく感覚があります。日常寄りの雰囲気と、これから先の旅の気配が同じ回の中にある。静かな回でありながら、印象に残りやすい話数です。
2期の締めとして見返したい回
#38「美しい光景」
第38話「美しい光景」は、過去と現在が風景の中でつながる、2期の締めにふさわしい回です。
この回では、トーア大渓谷にかけられた巨大な橋と、そこに隠されたヒンメルとドワーフ・ゲーエンの過去が描かれます。
『葬送のフリーレン』らしいのは、こうした建造物や風景の中に、かつて誰かが生きた時間が残っているところです。橋は、ただの背景ではありません。長い時間をかけて何かを作った者の思いがあり、ヒンメルとの関わりがあります。
フリーレンたちが旅をしている世界には、過去の勇者一行が残したものが点在していて、それが今を生きる人たちの生活や記憶につながっています。第38話は、その作品の魅力を締めの回として感じやすい話です。
2期は、戦闘の盛り上がりだけでなく、旅の中で過去と現在がつながる場面が多くあります。第38話は、その流れを受けて「フリーレンの旅は、誰かが残したものを見つけ直す旅でもある」と感じさせてくれる回です。
見終わったあとに、もう一度1期からヒンメルの言葉や行動を見返したくなる。そういう余韻のある回だと思います。フリーレンという作品が持つ「時間」の感覚をもっと味わいたい方には、こちらの記事もおすすめです。
2期を見返すならどの回からがおすすめ?
何を見返したいかで、選ぶ回は変わります。
南の勇者を見たい人
まずは第30話「南の勇者」。ヒンメルとは違う勇者像を知ることで、フリーレンの世界に広がりを感じられます。
バトル回を見返したい人
第35話「神技のレヴォルテ」と第36話「立派な最期」をセットで。レヴォルテという強敵の印象、シュタルクとゲナウの戦い、魔族との緊張感をまとめて味わえます。
ヒンメル関連を見返したい人
第37話「ヒンメルの自伝」と第38話「美しい光景」。どちらも、ヒンメルが今の旅にどう残っているのかを感じやすい回です。
旅の空気感を味わいたい人
第31話「好きな場所」と第32話「誰かの故郷」。大きな戦いよりも、フリーレンたちが旅を続ける中で生まれる空気感を楽しめます。
2期を短く振り返りたい人
時間がない場合は、第30話・第35話・第36話・第37話・第38話を優先すると、2期の大きな見どころを押さえやすいです。
1期の神回と比べると、2期はどこが違う?
1期の神回は、第1話の始まり、アウラ編、一級魔法使い試験編など、物語の入り口や大きな盛り上がりがわかりやすい回が多かったと思います。
2期の神回は、少し性質が違います。1話ごとの派手なインパクトだけでなく、旅の中で過去の記憶や人の思いが少しずつ見えてくる回が印象に残りやすい。
第30話「南の勇者」は、ヒンメル以外の勇者を通して世界の歴史が広がる回。第37話「ヒンメルの自伝」や第38話「美しい光景」は、ヒンメルが残したものを別の角度から感じられる回。第35話・第36話のレヴォルテ戦は、戦闘の緊張感がありつつ、キャラクターが何を背負って戦うのかも描かれる回です。
1期が「この作品がどういう物語なのか」を強く印象づける神回だったとすれば、2期は「この世界に積み重なっている時間や記憶」を感じる神回が多い、という整理ができそうです。
1期の神回を見返したあとに2期を見ると、ヒンメルの存在やフリーレンの旅の意味が、より深く感じられると思います。
1期の見返したい回については、こちらの記事でも整理しています。
→ 『葬送のフリーレン』1期の神回・印象に残る話数まとめ|見返したいおすすめ回を魅力別に整理
まとめ
『葬送のフリーレン』2期で特に見返したい回を選ぶなら、第30話「南の勇者」、第35話「神技のレヴォルテ」、第36話「立派な最期」、第37話「ヒンメルの自伝」、第38話「美しい光景」は外しにくい話数です。
- 南の勇者を通して世界の広がりを感じたいなら、第30話
- バトルや緊張感を味わいたいなら、第35話・第36話
- ヒンメルの存在を感じたいなら、第37話・第38話
- 旅の空気感をゆっくり味わいたいなら、第31話・第32話
2期は、1期のようなわかりやすい始まりの衝撃とは違って、旅を続ける中で過去の記憶や誰かが残したものに触れていく面白さがあります。
派手な神回だけを探すというより、「どの魅力を見返したいか」で話数を選んでみると、2期の良さがより伝わりやすくなると思います。この記事で紹介した話数を順に見返すだけでも、2期の主要な魅力はほぼ網羅できます。
よくある質問
2期で特に見返したい回は何話?
第30話「南の勇者」、第35話「神技のレヴォルテ」、第36話「立派な最期」、第37話「ヒンメルの自伝」、第38話「美しい光景」です。バトルなら第35話・第36話、ヒンメル関連なら第37話・第38話、世界観の広がりを感じたいなら第30話がおすすめです。
南の勇者回は何話?
南の勇者に関わる回は、第30話「南の勇者」です。ヒンメルとは違う形の勇者像が描かれる回で、2期の中でも印象に残りやすい話数です。
レヴォルテ戦は何話?
第35話「神技のレヴォルテ」と第36話「立派な最期」です。第35話でレヴォルテの脅威が強く描かれ、第36話で戦いの見どころが大きくなります。セットで見ると流れがわかりやすいです。
ヒンメル関連で印象に残る回は?
第37話「ヒンメルの自伝」と第38話「美しい光景」です。ヒンメル本人が現在の旅にいるわけではありませんが、彼が過去に残したものや、人々との関わりが見えてくる回として印象に残ります。
2期は何話まで放送された?
アニメ『葬送のフリーレン』2期は、第29話「じゃあ行こうか」から第38話「美しい光景」まで放送されています。
本記事では、その中から特に見返したい回として、第30話・第31話・第32話・第35話・第36話・第37話・第38話を中心に紹介しています。
2期から見ても大丈夫?
楽しめなくはないですが、おすすめしません。フリーレンは「ヒンメルが亡くなったあとの旅」を描く作品で、ヒンメルの存在感が物語の核になっています。1期を見てからのほうが、2期で出てくる過去の痕跡や、フリーレンの感情の動きがしっかり伝わります。
フェルンとシュタルクの関係が進展する回は?
2期では、第32話「誰かの故郷」が2人の距離感を感じやすい回です。大きな進展というより、ふとした会話や行動の積み重ねで関係が変わっていくタイプなので、何気ない場面に注目して見返すのがおすすめです。
1期の神回記事も読むべき?
1期から見返したい人は、1期の神回記事もあわせて読むのがおすすめです。1期は、物語の始まりやアウラ編、一級魔法使い試験編など、作品の魅力がわかりやすく出る回が多いです。2期の見返し回と比べることで、『葬送のフリーレン』の魅力がどう広がっているかも整理しやすくなります。